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女性が安全で快適にインドを旅する、私なりの旅行術
この時期、年末年始にインド旅行を計画している女性もいらっしゃるのでは?
と思います。
インドを旅する上でオンナであることは、弱みにもなりますが、やりようによっては武器にもなります。
今までインド旅行を15回(か16回か17回かそのぐらい)した経験の中から、
こんなふうにしたら上手くいったよと言う、安全で快適に旅する私なりのインド旅行術を、
インドを旅する女性の参考になればと思い、書いてみることにしました。
旅のスタイルは人それぞれ、
でも試しにやってみてください、「あら、うまくいったわ」 なんてこともあると思います。






4つ星か5つ星ホテルを予約しよう


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インドでは大体のことは、値段に比例します。
衛生や安全や快適は、お金である程度買えます。
3つ星ホテルでも、日本のビジネスホテル以下なので、
まずは、日本にいるうちに4つか5つ星ホテル予約しましょう。
グレーになるまで使い古されたタオルで、顔を拭きたくないし、
シミもシワもなく真っ白で、パリッとしたシーツで寝たいし、
頼まなくても先回りしたサービスで、快適に過ごしたいですよね。




空港のターンテーブルでは、屈強な外国人男性の隣りに立とう。


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イミグレも通過して、いよいよ旅がスタート。
空港のターンテーブルで重いトランクを気合いで持ち上げて体を痛めては、その後の旅行に影響しますし、実際に重いですよね。
ターンテーブル前で荷物を待つ時は、健康で腕力のありそうな外国人男性の隣りで待ちましょう。
自分の荷物が回って来たら、重そうに持ち上げて、
「手を貸して貰えませんか?」
と隣りの男性に視線を送るだけでオッケー。
9割の男性は気付いて、荷物を降ろしてくれます。
気付いてくれない1割の鈍感な男性には、「手を貸して貰えませんか?」と言ってみましょう。
日本語でオッケー。
何語で言っても、このシチュエーションならこちらの意図は伝わります。
この時、間違っても日本人男性の隣りに立ってはいけません。
日本人男性は、こういうシチュエーションに慣れていないので、素早い対応が出来ません。

荷物を降ろしてくれた男性から、「ホテルまで送るよ」とか、「一緒に食事しよう」と誘われることがありますが、それとこれは別。
ニッコリお礼を伝えた後、ハッキリNO!と言いましょう。




しつこく付きまとわれたら、権力に頼ろう。

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ターンテーブルでの一件の後など、NO!と言ってもしつこく付きまとわれたら、空港にいる軍人や警察官に助けを求めましょう。
インドの空港や主要な観光地には、必ず軍人か警察官がいます。
「あの人に、しつこく付きまとわれて困ってます」とか言う必要はありません。
しつこいその男性を睨みつつ、警察官の方へ歩いて行けば、彼は「面倒なことになりそうだ」と思って自ら姿を消します。




チェックインでは、キチンとした身なりで挑もう。

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インドでは身なりと社会的階級が、比例することが多いです。
飛行機のチェックインや、ホテルのチェックインの時、キチンとした身なりで毅然としていると、座席や部屋を無料でアップグレードしてくれることがあります。




タクシーは、ホテル専用のタクシーを利用しよう。

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ホテルでタクシーをお願いする時、「ホテルのタクシーにしますか? 外部委託のタクシーにしますか?」と聞かれた場合、若干割高ですがホテルのタクシーをお願いしましょう。
ホテルのタクシーとは、車体にホテル名が書いてあって、ドライバーもホテルの制服を着ているホテル専属タクシーです。
こちらの方が断然乗り心地もいいし、ドライバー教育もキチンとされています。
もしあなたが初めてのお店に買い物に行くとして、その場所が良く分からなかったり、怪しげな場所にある場合、そのドライバーは車を降りた後も、あなたをボディーガードのようにお店まで連れて行ってくれるでしょう。
場合によっては、買い物が終わるまでお店の前で待ってくれることもあります。
もしそのドライバーが自分と波長が合う人だったら、名前を聞いておいて、次回も指名します。




ホテルのスタッフには、顔を売っておこう。

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一番簡単で手っ取り早い方法はチップです。
今までの経験だと、早い段階でドアマンとハウスキーパーにチップをはずんでおくと、滞在中、小さな幸せが起こります。
ドアマンにチップを渡すのは、インド人の友人がやっていたので、私も真似して始めてみました。
チップの他にも、ドアを通る時は「GOOD MORNING」とか「HELLO」とか必ず挨拶します。
ドアマンが味方になってくれると、タクシーがなかなか来ない時に手をまわしてくれたり、オートリキシャーで出掛けると分かると、オートリキシャを呼んでくれたりします。
この時、「どこどこまで幾らですか?」とドライバーではなく、ドアマンに聞くと、ドライバーと値段交渉までしてくれることもあります。

ハウスキーパーと会う機会はドアマンほどはありませんが、自分が部屋にいる時にちょうど掃除に来たりとか、廊下で会った時に「よろしくね」とチップを渡します。
ハウスキーパーが味方になってくれると、次の日から無料のウェルカムフルーツが増えてたり、「何かお困りのことはありませんか?」と向こうから聞いてくれるので、その時にお願いごとを伝えたりとか、ホテル滞在がより快適になります。

難しいのはチップの金額。
正直言って、相場は分かりません。
私は、1回100ルピー札を1枚渡してます。
高いのか、安いのか、分かりません。
100ルピーといえば、日本でペットボトル1本分の値段。
ペットボトル1本分のお金で快適に過ごせるのですから、やってみる価値はあります。
旅の間は、取り出しやすい場所にチップ用の100ルピー札を4つ折りにして、何枚か入れておきます。

チップの他にもホテルのスタッフには必ず機会ごとに「HELLO]と挨拶をして、顔を覚えてもらいます。
ホテルのスタッフに顔を覚えてもらいたい理由は、快適に過ごしたいだけじゃないんです。
もし、万が一、私が事件事故に巻き込まれて行方不明になった場合や、ホテル内で事件に遭った場合、最後にホテルにいたのはいつか、最後に何を着ていたか、どこに行くと言っていたか、誰といたか等々、覚えていて欲しいからなんです。
考え過ぎかもしれません、でも本気なんです。





タクシーではドアを “試し開け” をしよう。
一番安全なのは、オートリキシャとサイクリキシャ。


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ホテルのタクシーが満車などで利用できず、外部の提携タクシーを利用することになった場合。
乗ったら早々に、“試し開け” をしてみましょう。
チャイルドロック機能などで、内側からドアを開けられず、万が一そのままひとけの無い暗闇に連れ込まれたら、助けを呼ぶこともできず、密室状態になってしまい、事件の被害者になってしまいかねません。
実際に、インドでそのような事件が起きています。
乗る時はドライバーがドアを開け閉めしてくれますが、乗ったら早々に自分で内側からもドアが開けらるか試します。
「スカートの裾が挟まっちゃった」 フリでも何でもして、開けてみましょう。
その点、安全なのは、オートリキシャーとサイクリキシャーの方が安全だと思っています。
イザとなったら、飛び降りちゃえばいいんですから。
私は中近距離はもっぱらオートリキシャを利用しています。




美容の為に、ぼったくられてあげましょう。

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オートリキシャの難点に、値段交渉でモメる、ぼったくられるということがあると思います。
ぼったくられたとしても、数十円から数百円程度のこと。
値段交渉で眉間にシワを寄せてドライバーと金額交渉してイラついていては、美容に良くありません。
目的地に着いたのであれば、さっさとお金を払って、サヨナラしましょう。
よくよく思い返してみると、ぼったくろうとしてるなーと思う時って、意外と小額のことが多いです。
相手はその小額でも必要なのだと思って、寛大な心でぼったくられてあげましょう。




大判で薄手の華やかなストールは、いろんな場面で役にたちます。

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素敵なレストランで食事するけど、そのための服を持って行くには、荷物が増え過ぎてしまう場合に、大判の華やかなストールを巻くと、ドレープもたっぷり出て、それなりに見えます。
スパンコールやビーズなどが施してあると、照明にも映えますよ。
その他にも、冷房が効き過ぎて寒い時とか、日差しが強い時とかにも使えます。
また、外国人女性を舐めるように見るインド人の好奇の視線に耐えられなくなった時、インド人女性のように頭からスッポリ被ったりもします。
畳めばかさばらないので日本から持って行ってもいいですし、インドでも沢山売ってます。




薄いクラッチバッグも、1つあると便利です。

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私は、2つ折りにしたA4の紙が入る薄いクラッチバッグに、パスポート、ペン、印刷した飛行機のEチケットなどを一式入れて、日本を出ます。
飛行機やホテルのチェックインの時などは、クラッチバッグを取り出すだけで事足ります。
旅行先で、ホテルからどこかのレストランに食事に行くという時、お財布と携帯だけ持って行けばいい場合は、クラッチバッグの中身を入れ替えて使えば、わざわざそれ用のバッグを日本から持って行く必要もありません。
行きのスーツケースは余白を沢山残しておいて、帰りのお土産の為にスペースを残しておきたいです。




女性専用カウンターを利用しよう。

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映画のチケット窓口や、観光地の入場券売り場などでは、女性専用カウンターがある場合があります。
外国人専用カウンターもあったりします。
こちらの方がすいてることが多いので、利用しましょう。



高級ホテルの名前と場所をチェックしておこう。

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インドの街なかや観光地で、綺麗なトイレに遭遇する可能性は、、、。
低いです。
綺麗なトイレでないと嫌な気分の時や、
人混みや雑踏に疲れてしまって、涼しくて静かな場所でじっと座っていたいと思う時。
オートリキシャーに乗って、パパッと高級ホテルに入ってしまうのも、手です。
そんな時の為に、高級ホテルの名前と、おおよその位置を知っておくと便利です。
大体のオートリキシャーの運転手は、ホテル名だけ伝えれば、連れて行ってくれます。
ホテルのトイレでリフレッシュした後、ラウンジでのんびり座ってもいいし、レストランを下見してもいいし、ギフトショップで買い物してもいいし、帰りたくなったらホテルでタクシーを呼んでもらうことも出来ます。
ここでのポイントは堂々としている事です。
「トイレだけ借りに来ましたぁ」なんて申し訳なさそうに入ってはいけません。
ホテルの重要なゲストですケド、何か? 
ぐらいの態度でいれば、追い出されることはありません。




どんどん男性を頼りましょう。

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日本人女性って、見知らぬ男性にちょっとしたお願いをするのが苦手のように思います。
飛行機で上部の荷物入れに荷物を上げる、物を運ぶ、○○を持って来てもらう、等々、主に力仕事はどんどん男性を頼っちゃいましょう。
以前、雨季のインドで、豪雨で歩道があっと言うまに膝まで冠水した時、一人で歩けなくて、通りがかりの人に無言で手を伸ばしたら、彼も無言で手を伸ばして、そのまま無言で手を引いてくれたことがありました。
これ、シャールクだったら映画だなー、と思ったものです。
外国人男性なら、女性からの「ちょっとお願い」に、必ず応えてくれるはずです。





以上、思いつくままに書いてみましたが、使えそうな情報はありましたか?
私はインドだけでなく、他の国でも同じようにしています。

インド人の友人からは、
 ・バスに乗ってはいけない。 
 ・知らない人に付いて行ってはいけない。
 ・知らない人と食事してはいけない。
 ・道で話しかけられても、口をきいてはいけない。
 ・メインバザール(安宿などがある下町の雑多な商店街)に行ってはいけない。
 ・暗くなってから出かけてはいけない。
 ・一人で映画を見てはいけない、等々
とよく言われますが、実は、これ全部したことがあります。
でも、私は一度もインドで危険な目に遭ったことはありません。
なのに、インドで日本人を含め、女性が被害者になる事件を多く見聞きします。
被害者になる女性とならない女性、この差は何なんだろうとよく考えてしまいます。
私が今までたまたまラッキーだったのでしょうか?
それとも、自分が思っている以上に警戒心が働いていたのでしょうか。
分かりません。


何度か男性とインド旅行をしたこともありますが、隣りに男性がいるだけで何て楽チンなの!
と思ったことが多々あります。
まず、チカンに遭いません。
気安く話しかけられることも、ありません。
丁寧な態度で接してきます。
交渉事がすんなり進みます。
ドアの試し開けの必要がありません。
等々。
だけど、その反面、相手も警戒心を持って接しているのが分かります。
なので、現地の人との交流の機会はグッと減ります。

男性と旅行するのも楽しいけれど、女同士の旅には女同士ならではの楽しさがあるし、女一人旅もまた同様に楽しいものです。
インドは女性にこそ旅して欲しいポイントが沢山あります!
さあ、旅に出よう!


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by Bolly_Woods | 2016-11-03 02:45 | お知らせ/プライベート